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小型犬のワクチン接種1
■混合ワクチン接種
重大で死亡率も高い感染症を、一度に複数予防できるワクチン。対応している感染症の数によって2〜8種までのワクチンがある。何種類のワクチンにするかは、地域ごとの感染症の発生状況や、愛犬のライフスタイルなどを考慮する必要があるため、獣医師とよく相談を。なお、感染経路はそれぞれ異なるが、おもに感染した小型犬の排泄物を口にしたり、せきやくしゃみなどの飛沫にるれることで感染する。
■接種時期
ワクチン接種時期や回数は、その小型犬の月齢や年齢、体調などによって異なるので、獣医師に効果的なワクチン・プログラムを立ててもらい、それに従って接種すること。通常は、初年度は生後50日前後に1回目、その3〜4週間後に2回目を受ける。場合によっては、3回目、4回目の接種が必要なケースもある。2年目以降は1年に1回。
■料金
8種混合ワクチンの場合7,000〜9,000円が相場。 |
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小型犬のワクチン接種2
■狂犬病ワクチン接種
感染した動物にかまれることにより、その唾液中のウイルスが傷口から侵入して感染。脳に至る中枢神経がおかされ、凶暴化して死に至る。人間にもうつる可能性があり、死亡率はほぼ100%という大変恐ろしい病気。日本国内では、1956年以降発生していないが、海外では毎年数万人がこの病気で命を落としており、輸入ペットなどを通じて再び国内に上陸する可能性はある。狂犬病の発生および蔓延を防ぐため、法律により、年に1度のワクチン接種が義務づけられている。違反した場合は、20万円以下の罰則がある。
■接種時期
初年度は、生後3ヶ月をすぎたら接種する。最近は混合ワクチンを優先するため、実際には生後4〜5ヶ月で接種することが多い。2年目以降は1年に1回。毎年春になると、自治体の広報に告知が出たり、かかりつけの動物病院から通知がくる。
■料金
初回は畜犬登録を含め6,000〜7,000円前後。2回目以降は3,000〜4,000円前後。 |
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混合ワクチンの対応する感染症
感染症の名前 |
特徴 |
5種 |
7種 |
8種 |
ジステンパー感染症 |
1歳未満の子犬の発症率が高い。初期症状は発熱や食欲不振などだが、症状が進むと神経障害があらわれ、命を落とすことも。 |
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パルボウイルス
感染症 |
突然死する心筋型と、ひどい嘔吐と下痢が続く腸炎型がある。 |
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伝染性肝炎
(アデノウイルスI型) |
発熱、食欲不振、鼻汁などの軽い症状のものから、肝炎をともない死に至るものまでさまざま |
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○ |
アデノウイルスII |
発熱やせきのほか扁桃炎、肺炎、気管支炎などの呼吸疾患を起こす。ほかの細菌やウイルスと混合感染すると症状が重くなる。 |
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パラインフルエンザ |
乾いたせきや鼻水、扁桃炎など人間のかぜの症状によく似ている。ほかの細菌やウイルスと混合感染すると症状が重くなる。 |
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レプストピラ感染症
黄疸出血型・カニコーラ型 |
肝臓や腎臓がおかされる病気で、人畜共通感染症のひとつ。黄疸出血型は、黄疸や下痢、歯ぐきからの出血が見られる。カニコーラ型は、嘔吐や下痢のほか、症状が進むと尿毒症に。 |
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コロナウイルス感染症 |
おもな症状は、食欲不振、嘔吐、下痢など。子犬は症状が悪化しやすい。パルボウイルスと合併すると症状が重くなり、死に至ることもある |
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